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この前思ったこと、ウルッとしたこと


まあ、のらりくらりと人生を送ってきた僕は知らないうちに中年になってました。 この前、マイワイフと何気ない会話をしてたときに、僕が「亡くなっちゃったんだけど、うちのばあちゃんがね」と話しはじめたら、マイワイフは冷静に「っていうか、そもそも、祖父母はみんな亡くなってるよ」って諭すように教えてくれました。 これ、事実だけど、なんだろ、心の中にグサっときてしまったんですね。 たしかに、去年じいちゃんが亡くなって、僕のじいちゃん・ばあちゃんはもうこの世界にはいないんだけど… でも、みんな遠い町(実家)に住んでたから、今でも当たり前のように、畑に行ったり、テレビを見たり、疲れて寝たり、何気なく暮らしているような気がしてるわけです。 記憶と現実って、重なる部分も多いけど、知らないうちに記憶が現実から、ふっと離れていくこともあるのかなと考えます。 そんなことをぼけっと考えてた今日、「はじめまして」のおじいさん・おばあさんと話す機会がありました。 僕は2人を妙に自分の祖父母と重ねてしまい、知らないうちに予定の倍くらい時間をかけて話を聞いていました。それは、悲しいのか寂しいのか、それとも嬉しいのか楽しいのかっていう感情はうまく言えないけど、またこの2人と話したいなって気持ちになってました。 この気持ちは一体。 話し終わった帰り道、夕日がやたら眩しくきれいで、なんとなく撮った1枚。 なんだ、この頬を伝う雫は!…とはいかないけど、なんかセンチメンタルな夕焼けだったっす。 「西郊ロッヂング」だって。かっこいいな。


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