「ぼくとトットリ」②
10代で鳥取を離れ、20代は都会で勘違いをし、30代で地元を少し見つめることができた僕。 「なにもない」と思っていた鳥取には、自然豊かな環境や人と人の繋がり、県外の人を受け入れる度量、そこから生まれる新しい文化がとても豊かだと感じました。 よく考えてみると、10代で鳥取を離れた僕は、帰省するたびに旧友と“サッカーからの飲み会”というルーティーン(がんばれ五郎丸)をしていたので(これはこれで最高に楽しい)、鳥取の文化なんて考えたことなんてなかったなと、今さらながら思います。 3年前に僕は妻と横浜で小さな雑貨店を開く計画をしていました。お互い会社員からの(無謀な)スタートだったので、どの商品を取り揃えていいのかと不安になりながら帰省した際に、山陰の若手作家の工芸を紹介するお店「COCORO STORE」の店主・田中くんと出会いました。 鳥取にあるお店や作家、イベントや取り組みなどを丁寧に教えてくれた田中くんのおかげで、僕たちは鳥取の自然や文化や人に魅了されていきました。 今日から始まる「鳥取展」で紹介するお店は、この3年でオープンされた場所ばかりです。 鳥取にお店を出す理由はそれぞれ異なりますが、みんな鳥取に愛情を持っていると思います。 ぜひ鳥取で生まれた素晴らしい商品や作品をご覧ください。 なお、僕に「鳥取ってどこがオススメですか?」と聞くと、もれなく2時間くらい話続けますので、どうぞご利用ください。
連載はつづく…(のか) 次回、「この後、話すことあるのか?」(仮題)でお送ります。