
グチは世界を救う、わけがない
家にいるとあらゆる誘惑に負けてしまうので、仕事は基本的に近くのスタバでしています。
今日も今日とてスタバで仕事してたら、隣にいる女性ふたり(おそらく同じ会社だけど部署違い)がずーっと、仕事のグチを話していました。
あの人がどーとか、あの仕事がどーだ、とか。
聞き耳を立ててるわけじゃないのに、ふたりともよほど不満があるのかヒートアップして声も大きくなり、僕だけではなく半径3メートル以内の人たちは内容を把握していたはず。
そんなあまりの不満ぶりに、「じゃあ、その会社辞めたらいいのに」と、心で叫んでしまっていた僕。
でも、冷静になって考えると、このふたりの女性は、ほんの3年前までの僕だ、と思ったわけで。
仕事が面白くないのは、上司のせい、同僚のせい、会社のせい、環境のせい……そんな不満を来る日も来る日もグチとして発散していたし、でも環境を変える勇気もなくて悶々とする毎日。
そこから抜け出せなかったのは、社歴が長くなり、少なからず給料や待遇がよくなったから。つまり安定と引き換えに、僕のグチは増えるばかり。
気づけば30歳