
今年の終わりに…正直に
2017年も残すところあと2日、今年を振り返るよりは、2018年、というか明日からのことを考えたほうがいいと思う年末。
ただ、今年は人生にとって(おそらく)大きな1年だったような気がします。
3月に会社員を辞めてから、「おい、お前大丈夫か?」「会社辞めてやっていけるのか?」「てか、お前の本当にやりたいことって何なの?」と、頭の片隅でいつも問いかけてくる、“リトル・フナヨセ”。
そんな「自分は何者で、何者になりたいか」と、自問自答を繰り返す暮らしが今も続いています。
先日、久しぶりに渋谷の本屋さん、SPBSに行きました。
ここは僕が30歳くらい、アパレルメーカーの会社員として働いていた時に、土日を使ってインターンをしていた場所です。年甲斐もなくね。
この本屋さんは当時の会社に近く、選書も独特で魅力的(今でもね)、トークイベントなど「体験型本屋」の展開も早かったので、その新鮮さに魅了されていました(今でもね)。
「このままなぁなぁと人生を過ごすのはいやだな、やっぱり好きなことをしたいな」と、悶々としていた僕。
その一

クリスマスの淡い思い出…
「今年のクリスマス・イブは休日だし一緒にいれるね(ハート)」
なんて会話が巷で多く交わされている今日この頃。
そんなアベック(死後)を横目に、みなさんはどんなクリスマス(イブ)を過ごしますか?
うちの実家ではクリスマスを祝う習慣がなかったので(なのか)、クリスマスに大きな高揚感がありません。
「そういえば大学の頃、クリスマス・イブに隣の住民の部屋から、夜通しマライア・キャリーの『恋人たちのクリスマス』が爆音で流れてたな…」
と思い出すことくらいしか、クリスマスの思い出がない気がします。
でも、「夜通し」「リピート」「マライア・キャリー」って…。 それと、ドレスで着飾り「メリークリスマス!」ってシャンパンなど乾杯したはずなのに、12月26日には「もう年末だね、お正月は書き初めとか日本らしいことしようかな(ハート)」なんて言い始めるOLを想像して、
「それ、ナイス和洋折衷感!」
ってツッコんでいる僕は、おそらく心がひん曲がってるのだと思います(すでにお分かりのように)。
ただ、ここでひとつ訂正させていただくと、
「

年末年始の海外旅行は…
ナカムラクニオさんの著書「金継ぎ手帳」。
「うつわの傷を『つくろう(繕う)』ことで、自分の心も修復される」
グッときましたよ、ナカムラさん。
この本には、「金継ぎ」の歴史や魅力、実際の方法まで丁寧に記されています。 そして、「金継ぎ」って海外にはないのかな?
って疑問を探るために、ナカムラさん自らが海外に渡った「世界つくろい紀行」が僕はとってもツボ。
パプアニューギニア、イタリア、ニカラグア、トルコ、カンボジア、インド、韓国…、それぞれの国の、それぞれの文化に根付く、それぞれの「つくろう」。
そんな視点で海外を見るって、面白いなぁと思うわけです。
「キャー、エッフェル塔!」
「おお、これがタイムズスクエアね!」
「やっぱり、パンケーキはハワイよね!」
などなど、こんな感動も、もちろん楽しいけど…
「自分の好きなモノやコトが、外国の文化にあるんだろうか?」
って視点を持つことで、より旅(これは国内でも通ずる)の厚みが出るような気がします。
この年末年始に海外旅行などに出かけるみなさま(羨ましいぞ)、ぜ

例えるなら稲垣吾郎のように
写真展で、あごに手を置きながら「この写真いいよね…」なんてキザな言葉が言えるわけもなく、「はて、この写真の良さってどこだろ?」と心の中であたふたすることが多い僕。
横浜美術館で開催されている、石内都さんの展覧会「肌理と写真」へ行ってきました。
内容は言わないけど、とてもよかった(少しは説明せーよ)。
写真に対して「この構図が」とか「この技法が」とかってことではなく、なんだか身体で写真を浴びるような感覚で、今までにない体験的な写真展だったからっす。
今まで、巨匠と呼ばれてきた写真家さんの作品を見ても「ぽかーん」としてしまうことが多かった僕。
さっきまで、「写真の魅力って難しいなあ」って思っていた僕を、石内さんが「あなた、写真をもっと楽しめるんじゃないの?」と、そーっとオカリナを吹くように僕にささやいてくれた気がします(どんな説明や)。
この展覧会は2018年の3月まで開催されてますので、この感覚を「ああ、それ分かる、うんうん」なんて分かち合える人がいたら、ぜひハイボール(糖質制限中)で乾杯したい気持ちです。
みなさん、横

今年いちばん増えたもの
会社員の白いマイクをそっと下ろし、僕は今年の春から普通のおっさん(中年、中肉中背)になったわけです。
現在は、いっぱしではないのですが、ありがたいことにギャラリーを運営しながら、原稿を書く仕事をさせてもらっています。
そう、いっぱしではないフリーランスというモノになりました。 基本的に原稿を書くのは自宅なので、1日の終わりに「あっ、今日は家から一歩も出てないな」なんて振り返る日が結構あります。
そして、自宅で仕事となると、いろんな誘惑が僕にささやいてきます。
「面白いテレビやってるってよ」
「猫のわらびさんが構ってほしいってよ」
「インスタグラムでみなさん素敵な投稿してるってよ」
「桐島、部活やめるってよ」
そしてさらに、
「お腹減ってないけど、口さみしいってよ」
って、誘惑も。
そんな誘惑に完敗の僕は、テレビやネットを見たり、猫と戯れたり、お菓子を食べたり、桐島が部活を辞めたり(まだ言う)しつつ、原稿を仕上げていました。
結果、運動もろくにせず、ご飯やお菓子やお酒を吸収した僕は…
とっても、太り