
「お目にかかれて、ありがとうございます」って、言われたことありますか?
それは電車に乗って座っているとき、ある駅でおじいさん(推定80歳、小田和正似)が沢山の荷物を抱えて乗ってきました。
足元がおぼつかないので、僕が席を譲ろうとすると、「次の駅で降りるから大丈夫です」と、にこやかに話してくれました。 ちなみに、これは「席を譲ろうキャンペーン」ではありません。 「席を譲る」って普通はここで終わりだけど、そのおじいさんは次の駅まで僕に少し話しかけてくれました。
そして、目的の駅に着くと、「お目にかかれて、ありがとうございます」って言葉を残して電車を降りていきました。
なんだろう、この嬉しい気持ちは…。いやいや、こちらこそ「お目にかかれて、ありがとうっすよ」って感じで、そこからの帰り道はなんだか笑顔になっていました。 もう一度言いますが、これは「席を譲ろうキャンペーン」ではありません。 ただ、「僕がおじいさんなったとき、こんなに丁寧な感謝を伝えられるのかな?」って思ったわけです。
歳を重ねるごとに(もはや中年なので)、若者と触れ合う時は、「人生とはね、」なんて分かったような立ち位置で振舞ってしまいがちな僕。


先日体験した“問題作”の話
生まれてこのかたライブを観に行く機会はたくさんあったのだけど、先日行った藤井隆主宰ライブは、今までのライブ経験を凌駕する衝撃の体験でした。
藤井隆は「ナンダカンダ」(名曲)以降も曲をリリースしているそうで、この日はニューアルバムのリリース記念イベントでした。
なんでも、藤井隆のニューアルバムは全曲にタイアップが付いたという奇跡が起こり、ライブで藤井隆が披露する曲では、バックにそれぞれのタイアップCMがループで流れるという、これまた奇跡。
その後、堂島孝平による真面目なライブを挟み、椿鬼奴、レイザーラモンRG、バッファロー吾郎が登場。
本日のメインイベントはここから。
藤井隆の曲とタイアップした新型オーブンレンジがステージに登場。
レンジで野菜や肉のグリルが完成すると、た突如、各人がカラオケタイムに突入。様々な調味料をできたてのグリル料理に振りかけながら、踊りながら食すという謎のパフォーマンスが始まりました。
カラオケの歌に合わせて、「バジルーー!」「ブラックペッパーーー!」「ソルトーーー!」などの掛け声がこだまする会場。